小説の書き出し 雪国(川端康成) 国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。信号所に汽車が止まった。 あまりにも有名な書き出し。日本人なら情景を思い浮かべずにはいられない。 →「雪国」の名言 吾輩は猫である(夏目漱石) この小説は2005年のタイムズ紙の「1923年以降に書かれた英語の本トップ100」のリストに含まれていて、アメリカ人の作家j. 読書の秋。せっかくですから、ここは普段手に取るような本ではなく、歯ごたえのある純文学にチャレンジしてみては? 東大で文学研究をしていた編集者・加勢犬(かせい・けん)さんに「書き出し」でフォーカスした“ガチな”セレクトを依頼しました。 いきなり長編小説を書くのが難しい人は、まずは短編小説を書いて慣れていくのがおすすめです! 短編小説とはどのぐらいの分量か?【ショートショート・中編との違い】 短編小説の枚数の厳密な定義はないと思うのですが、便宜上原稿用紙20枚~80枚ぐらいと考えていきましょう。 小説の冒頭部分で『あ~良いかな』と思わない限り、なかなか読む気になりません。ありきたりなものも、いかにも小説っぽい(?)ものも苦手です。かと言って奇をてらったものもダメなんです。加えて日本の小説で気に入った作品を見つけ ライトノベル小説書き出しのポイント ・冒頭からドラマ性を見せる ・キャラの魅力を前面に ・世界観の羅列はng ライトノベル小説の書き方で重要なことはたくさんですが、そのひとつが「冒頭の書き出し …